知っていると差が出る鈑金塗装の方法

キズの補修

車のこすりキズといってもキズの程度がイロイロあります。キズの深さがどの層まで到達しているかによって作業内容が変わってきます。

キズの補修
キズA
ボディの表面はクリア塗装という透明の塗膜でおおわれています。そのクリア塗装の表面部分のみ削れてしまったような線キズには、コンパウンドという非常に細かな研磨剤で磨くことによって目立たなくできます。
キズB
クリア塗装の奥深いところまで至ったキズの場合は2000番3000番といった細かな水研ぎペーパーでキズ周辺のクリアをキズの最深部まで削ります。キズがベース塗装近辺まで到達していて、クリア塗膜があまりにも薄くなってしまう場合にはクリア塗装をします。
キズC
キズがベース塗装まで到達している場合は、400番~1500番の水研ぎペーパーでキズ周辺のクリア塗装、ベース塗装をキズの最深部まで削ります。その後ベース塗装とクリア塗装を塗り、最後に表面の凹凸を2000番の水研ぎペーパーやコンパウンドで磨き上げ仕上げます。
キズD
キズがサフェーサーという下地材まで到達している場合は400番の水研ぎペーパーでキズ周辺のクリア塗装、ベース塗装、サフェーサーをキズの最深部まで削ります。その後サフェーサーを塗り400番~1500番の水研ぎペーパーでサフェーサーの塗面を磨き整えます。その上にベース塗装とクリア塗装を施し最後に表面の凹凸を2000番の水研ぎペーパーやコンパウンドで磨き上げ仕上げます。
キズの補修で違いが出るポイント

ガソリンスタンなどでよく見る「手のひらサイズのキズ、ワンタッチ12,000円」といった簡易な補修はコンパウンドなどで磨き、キズをぼかしわからなくする補修がほとんどになり、クリア塗装がほどこされていない為、年数の経過と共に補修部分が周囲から浮き目立つようになってしまうことがあります。

へこみの修理

樹脂素材の箇所
樹脂素材の箇所

ヒーターガンなどでへこみ箇所を温め、裏側から押してへこんだ箇所を荒出しする。
表面の塗膜をサンダーや120番~250番のサンドペーパーで削り、パテで成形しなめらかにし、その後サフェーサーを塗り、400番~1500番の水研ぎペーパーでサフェーサーの塗面を磨き整えます。
その上にベース塗装とクリア塗装を施し最後に表面の凹凸を2000番の水研ぎペーパーやコンパウンドで磨き上げ仕上げます。

金属ボディの箇所
金属ボディの箇所

写真のようなボンネットと呼ばれるエンジンの上にあるフタの部分は、高熱になるためか、2枚の鉄板を合わせ空洞ができるような構造になってます。
このため、ボンネットを開け裏側から容易にハンマーで叩いて元通りにするのは困難です。
このように、裏側から叩いたり、押し出したりできないときには、表面の塗料をサンドペーパー等で削り落とし鉄板を出し、そこに外側へ引っ張るための道具を熔接(スタッド熔植)して引っ張って、できるだけ元通りにします。これを荒だしとも言います。次にパテを練って表面に塗り、硬く硬化したら、サンドペーパーで成形します。
これを何度も繰り返して、元通りの形にします。パテ研ぎと申しまして、これが上手くできていないと、塗装した際に際立ってしまいます。
通常、写真ほど多くへこんでいる場合は、新品や中古品で交換したほうが早くてお値打ちです。

鈑金塗装で違いが出るポイント

上記のように鈑金塗装といってもキズやへこみの程度や場所により行わなければいけない工程が変わってきます。
例えば新車を購入した直後に車をこすってしまった、キズの程度は深めで「キズC」のベース塗料の層まで削れている。といった場合にガソリンスタンドなどでよく見る「手のひらサイズのキズ、ワンタッチ12,000円」といった簡易な修理に頼んでしまうと、クリア塗装を行わないで修理をされる場合があります。

この場合、出来上がりの際はわからなかったが、年数と共に修理箇所が浮いてしまい目立つようになったりします。新車で長く乗る場合や、事故に遭い保険を使ってキレイに直したい場合はしっかりとした修理をする事が大切です。

また逆に自分でこすってしまったけど、次の車検で乗り換えるかもしれないなど、安く修理したい場合などはなるべく簡易な修理方法を相談してみるのもいいでしょう。

結論
鈑金塗装は程度や状況により修理方法を相談すべき。

大同モータース鈑金塗装のつよみ

塗装ブース
塗装ブース

専門の塗装ブース完備でクリーンな環境で仕上げもばっちり。

色合せ
色合せ

ボディの色は新車時から少しずつ変化していきます。現在の色に合わせる調色は経験が大事な職人技です。

磨き職人
磨き職人

塗装面の磨きは仕上がりを大きく左右する大事な工程です。職人の技がさえます。

積車・レッカー車
積車・レッカー車

急な事故や故障で、車が動かない場合でも大丈夫。積車、レッカー車でお客さまのお車を引き取りに伺います。

スポット溶接
スポット溶接

スポット溶接機があれば修理の難しいクォーターパネル部分の溶接も可能です。

引き作業(フレーム修正)
フレーム修正

フレームにも影響があるような大きな事故でも大同モータースなら直せます。

作業料金の目安

バンパー補修
バンパー補修

ちょっとしたバンパーの傷も修理できます。取り外して、パテで修正しプライマリーサフェーサーと呼ばれるパテの際をわからなくするための下塗りをします。
乾燥したら、それを更に800番~1500番くらいの水研ぎペーパーで研ぎます。きれいに研ぎ終わったら、車のベース色を塗り、バンパー全体にクリア塗装までします。その後、更に磨く場合もあります。
修理の方法は、いろいろあります。傷の箇所によっては、パーツを外さないこともあります。交換すれば、車種によっては10万円もします。

簡易補修・・・軽度のこすりキズをぼかす補修

修理・・・バンパーを外す通常の修理

¥13,000〜

¥25,000〜

ドア鈑金塗装
ドア板金

ドアの中央にある傷やへこみの修理です。ドアの内側を全て取り外し、外側のサイドミラーやドアハンドル、キーシリンダーなどを外します。
そして、ハンマーで叩いたり、スタッド熔植機などを使っておおまかに平らにして、パテで形成します。次にプライマリーサフェーサーと呼ばれる錆止めとパテの際をわからなくするための下塗りをします。
乾燥したら、それを更に800番~1500番くらいの水研ぎペーパーで研ぎます。きれいに研ぎ終わったら、車のベース色を塗り、クリア塗装をします。それが、また乾燥したら2000番以上の水研ぎペーパーで塗装面の肌を合わせたり、ごみのようなツブツブを削り、表面をコンパウンドという液体状の磨き粉を使い、機械で磨き上げます。

ドア鈑金塗装

¥50,000〜

ドア取り換え
ドア取り換え

ドアの取り換えの場合、そのドアの前後にあるパネルにも塗装を施工します。理由は、塗装する色を完全に同色にすることは不可能に近いからです。特に、メタリックやパール色など反射する光の角度や、太陽と蛍光灯などでも違ってみえます。
なので、人間の目をごまかすために両サイドのパネルの半分くらいのところを上手くぼかして塗装をします。そうすることによって、ドアパネルと両サイドのパネルの色の違いはなくなります。このように塗装する面積が増えます。
この他に、中古部品を使用することも可能です。その場合、初めて修理をする車両であれば、中古部品が再塗装されたものでなかったりすると、ドアの両サイドパネルとの色の違いもあまり感じなければ、ドアを取り替えるだけで済むので料金もお値打ちになります。このように、リサイクルパーツのご活用もお勧めです。

ドア取り換え・・・新品への交換

¥150,000〜

クォーターパネル交換
クォーターパネル交換

ドアやボンネットのようにネジでとめてある部分ではなく、天井や車の後方部分など溶接してある部分の修理も可能です。
先ずは、専用のカッターでボディーを切開します。次に、それに合わせて新品パネルを切断して接合します。ここで活躍するのがスポット溶接機です。次に接合した部分を専用の研磨機で削り、ここでもパテを使い表面を形成して、溶接部分を見えなくします。
あとは、他の作業と同様にサフェーサーを塗装し、研磨して、ベース色、クリア塗装をし、表面を磨き仕上げます。

クォーターパネル交換

¥250,000〜

フロント大破事故
フロント大破事故

フロントが大破した場合です。通常の乗用車は前にエンジンがあります。なので、ラジエターやエアコンのコンデンサーと呼ばれる部品を交換することになります。
これらは、LLCと呼ばれる冷却水や冷媒と呼ばれるエアコン用のガスを入れるためのエアー抜きや真空引きの作業が必要になります。最近では、ヘッドライトが非常に明るいタイプ(HIDなど)のものがあり、これらは片側だけで10万円以上するものがあります。
また、エアーバッグが作動したものは、エアーバックの修理費用だけで60万円~120万円くらいかかると言われ、高額な車両でない限り修理するよりも同年式の中古車をご検討されることをお勧めします。

フロント大破事故

¥500,000〜